プラス工法 | 営業(工法) | 株式会社九州リアライズ

プラス工法

NETIS登録番号 SK-060010-A

概要

プラス工法とは、PIPE LAYING UNDER SPECIAL SLURRY の頭文字を集めて「PLUSS」(プラス)と名付けたもので、ベントナイトを主材料とするプラスマッド安定液を壁面安定液として溝(トレンチ)を掘削し、一定の長さにあらかじめ連結した管あるいはボックスカルバートをその中に沈埋して所定の位置で吊り金具にて固定し、プラスマッド安定液を固化することによって工事完了とする簡便で画期的な工法です。 またプラス工法は開削工法の変形であり、土圧と静水圧(安定液圧)とのバランスの考え方に立脚した安定液掘削工法であり、山留め、地下水処理、沈下と言った様々な問題点を解決でき、補助工法が不必要な工法です。

施工範囲

  • プラス工法は、下水道管渠、上水道、都市排水路、農業用水路、防火水槽、共同溝等あらゆる分野での布設工事が可能です。
  • 対象土質としては、岩盤以外の土質で施工が可能です。
  • 施工管種としては、鉄筋コンクリート管(ヒューム管)、硬質塩化ビニル管(塩ビ管)、ダクタイル鋳鉄管、強化プラスチック複合管(FRPM)、ボックスカルバート、U形水路(U字溝)等であり、その他に割り込み人孔、ライナープレート、鋼管の沈埋が施工可能です。
  • 沈埋深さの制限としては、対象土質にもよりますが通常市販されている掘削機械(バックホウ)の最大掘削深度(GL-10m)までの施工が可能です。
  • 立地条件の制限としては、施工場所に掘削機械(バックホー)が搬入可能であれば狭隘な道路面でも施工可能です。

特徴

周辺地盤の変状、その他の建設公害が極めて少ない
特殊なスラリー(安定液)を掘削溝(トレンチ)内に補充しながら掘削するので土留め工及びこれに付随する地盤改良などの補助工を必要とせず、周辺地盤の変状等の問題もなく、地下水位の変位や地下水の汚染等の建設公害の心配がない。
特別の基礎工を必要としない
スラリーは、掘削時に壁面安定液として働き、布設後、硬化材と混合し固化させる。 硬化後のスラリーは、密度が1.20t/m3~1.25t/m3となるため、周辺地盤と重量バランスが保たれるものとなり、特別な基礎工を施さなくてもよい。また強度はσ28=0.20~0.60N/mm2となるため、路床材として使用可能である。
水密性に優れた管路ができる
管あるいはボックスカルバートを包み込んだ状態で硬化しているスラリーの透水係数は10-6~10-8cm/sec程度であるため、管の接続部からの漏水が殆んどない。また、スラリーはアルカリ性であり、水密性に優れているため、酸性土壌で金属製管を使用しても管の酸化腐食を防ぐことができる。
地震に対して強い
管あるいはボックスカルバートの周りを固化するので地震に対して強い。
安全性が高い
施工中に作業員が掘削溝(トレンチ)の中に入る必要がないため、安全である。

施工例

ボックスカルバート沈埋工法(セクション式沈埋工法)


1.ボックス組み立て

2.ボックス沈埋

3.沈埋完了

4.施工


ボックス内部